共闘させられる俺がいる

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応接間、クリスサイドーーー 王「適当に座りなさい」 ク「・・・はい」 父に言われソファーに座る私。父は近くにあった椅子を持ち私と対面になるように椅子を挟んで座った 王「クリス・・・頼むから私を心配させないでくれ」 ク「お父様・・・」 王「私はお前の母と約束した。どんな事があったとしてもお前を守ると・・・だから無茶な行動は止めてくれ」 私の母は私を産んですぐに亡くなった。体が弱く私を産むのも困難だと医者に言われたのにそれでも私を産むと言い、その結果私を産みその命を絶った ク「お言葉ですがお父様。私はもう15歳、立派な大人です!」 王「だがそれでもお前は・・・」 ク「一国の姫である以前に私は、私自身は自分の考えた通りに行動出来る人間です!操り人形ではなくちゃんと血の通った人間なんです!この城に閉じ籠っても何も見えない。私は外の世界が見てみたいのよ!家庭教師の勉強ではなく、『風雷神』のような子達が通う学園に私も通いたいのよ!私はお母様ではない!貴方の娘のクリスです!」ダッ ガチャ 王「待てクリス!」 父の言葉など耳には入らない。涙を浮かべながらも私は無我夢中で部屋を飛び出し、そのまま城も飛び出した
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