共闘させられる俺がいる

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庭に出て耳に携帯を当てている彰 『――・・・お掛けになった電話番号は現在使われておりません。ブッ・・・』 彰「やっぱり繋がるわけねぇか・・・」 彰は夜になると毎回外に出てポケットにあった携帯で家に掛けてみるも返答は毎回同じ 彰「何やってんだろ俺・・・未練なんてねぇのに・・・」 携帯を見つめながらそんな事を呟いていると ガサッ ク「あんた何やってんの?」 彰「あん?」サッ 後ろからクリスから声を掛けられたので携帯をポケットに入れながら振り返る 彰「姫様が夜更けに脱け出していいのか?」 ク「私はもう大人よ。それに姫様だなんて堅苦しく呼ばないでクリスで構わないわ」 彰「気が向いたらな」 ク「むぅ~」 彰「可愛くねぇよその顔」 ク「レディに向かって失礼ね」 彰「知った事か・・・用が無いなら回れ右してベッドへ帰りな」パサッ 彰はそう言って地面に生い茂る草の上に仰向けに倒れた ク「貴方に聞いて欲しい事があるのよ」 彰「話したければ勝手に話せ、喋りたければ勝手に喋れ。俺は聞き役に徹してやるからよ」 ク「まぁ聞いてくれるならいいか・・・隣失礼するわね」 クリスは彰の隣に体育座りで座り話せる体勢になった
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