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彰「と此処に手がありますね」
ク「人なんだから当たり前じゃない」
彰「まぁ見てな」
彰はおもむろに言うと両手をクリスに見せながら言った
彰「種も仕掛けもございません。ですが一度手を合わせて地面に水平にし、開くと」パンッ スッ
ク「うわぁ・・・・・綺麗な花」
彰「見事何もない手から花の入ったビンが姿を表しました。・・・・・ほらよ」ポイッ
ク「ととっ・・・・・何の花?見たこと無いけど」
彰「『テティの花』だ」
ク「テティの・・・花・・・」
彰は創造魔法でIPS2のテティの花とビンを一緒に作りクリスに投げる。クリスは危なっかしくはあるが何とかビンを受け取りテティの花を見つめる
彰「餞別にやるよ(創造だからいくらでも造れるしな)」
ク「良いの?とても大事そうな感じがするんだけど」
彰「男の俺が持ってても仕方ねぇよ・・・それに餞別と言っただろ」
ク「・・・・・・・ありがとう」クスッ
彰「戻るぞ。眠くなってきたからな」
ク「そうね。戻りましょう」ギュ
彰を先頭に貰ったテティの花を腕に抱いてクリスは屋敷内へと戻って行った
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