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彰サイドーーー
俺は今混乱している。俺の背中に隠れる中学生みたいな少女と
「「「グルルッ」」」
目の前には三匹の体毛の色が変わった狼?が唸りながら此方を威嚇している
彰「あぁ・・・えぇと君、大丈夫?(てか言葉通じるのか?)」
エ「怖い・・・です。けど大丈夫です」ギュ
彰「(うん、通じたね)あれ何?狼?それとも犬?」
エ「『ポイズンウルフ』を知らないの?」
彰「うん」
エ「あれは討伐ランクC+の『ポイズンウルフ』・・・ギルドランクDの私じゃ倒せない。貴方のランクはいくつ?」
俺の服を握りしめながらそんな事を聞いてくる少女・・・だが先に言おう
彰「俺、ギルド入ってないし・・・なんかごめん」
エ「・・・・」サァァァ
とここで少女の顔が青ざめ絶望へと変わる
エ「嫌だ・・・」
彰「ん?」
とまた少女が後ろで呟くので耳を傾ける
エ「死にたくない、死にたくない・・・パパ・・・ママ・・・助けて」
その声に『ポイズンウルフ』に警戒しながら首だけ振り向くて頭を抱え「死にたくない」と口にし、目に涙を溜める少女の姿が映った
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