舞踏会へご招待、だが断る!

23/27
前へ
/401ページ
次へ
彰サイド ボフッ 彰「らしくねぇ・・・らしくねぇぞ俺・・・」 屋敷に戻った彰は真っ先に部屋に入りベッドへと仰向けに倒れながら呟いた 彰「・・・・・アイツは昔の俺に似てる・・・自分勝手に生きていた生前の俺にそっくりだ」 ベッドから上半身を起こしながら片目を隠しながら言った 彰「俺に愛想尽かした奴等もこんな感じで俺に接してたのかな・・・・・・・っ」ボフッ 再びベッドに仰向けになる彰の目から涙が流れ出した 彰「やっぱり俺なんかが人に説教なんて出来る立場なんかじゃなかったんだよな・・・人を憎んで、怨んで来た俺に今更人を語るなんて無理なんだな・・・・・・・・もう一度だけで良いから人に戻りたい・・・ウッ・・・グスッ・・・・・畜生・・・」 部屋には普段は誰にも見せない弱い彰の顔があり、涙を流しながら小言を呟き続けた エ「みんな戻ろう。今はそっとしておこう」 カ「そうね」 レ「また後で様子見に来るか」 ク「強い心の中にも弱い心ありって事ね・・・」 エミリア達は部屋で泣く彰をそっとしておこうと考え彰の部屋の前から退散した
/401ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4728人が本棚に入れています
本棚に追加