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額にタオルを置いてから早くも一時間が経とうとしていた。二人は相変わらず静かに寝ている。その隣で椅子に座りながら本を読んでいる彰
マ「ん~・・・か・・・・・だ・・」
彰「ん?」
と寝ていたマリアから呻き声が聞こえ、彰は耳を傾ける
マ「母・・・さん・・・父・・さ・・・ん・・・行かない・・・で・・・私を独・・・・りにし・・ない・・・で」ツゥー
ギュ
彰「大丈夫だ。俺がいる・・・だから安心して眠りな」ナデナデ
マ「うぅっ・・スゥ・・・スゥ・・・」
彰は寝ながら涙を流すマリアの手を左手でそっと握り締めながら右手で頭を撫でるとマリアは安心したような表情になり再び眠りについた
彰「お前の過去に何があったかは知らないが無理な詮索はしねぇよ」ナデナデ
マ「スゥ・・・スゥ・・・」
エ「うっ・・・アキラ・・・出しすぎだよ・・・」
彰「敢えてそれが何かは聞かねぇからな?この変態が」ペチンッ
エ「うぐっ・・・スゥ・・・ウヘヘ・・・」
エミリアの寝言に頭を撫でていた手を止め、軽くエミリアの頭を叩いた彰であった
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