呪眼の少女と交流会

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ペ「だけどこの前、不思議な事がありました」 彰「不思議な事?」 ペ「えぇ・・・さっき私は人や生き物は赤かオレンジと言いましたよね?」 彰「あぁ言ったな」 ペ「はい、ですがこの前初めて人に対して赤やオレンジ以外の色を見ました」 彰「何色だったんだ?」 ペ「・・・・・・・黒です」 彰「黒?」 ペルシアの言葉に今度は彰が首を傾げ考えた ペ「とても・・・いいえ完璧な黒・・・漆黒と言っても良いでしょう。その時私は考えました。あれは何者なのか・・・いやそれ以前に人なのかと・・・」 彰「酷い言われようだなその黒かった奴」 ペ「それと同時に怖くなった。その人は私達の敵だったら私達はどんな最後を迎えるのか、どんな殺され方をして死ぬのか・・・見えない私は恐怖に身を震わせるしかなかった」 彰「・・・・・・・・それで?その黒かった奴はこの学園に居るんだな?」 ペ「・・・・・はい」 彰「見てみたいものだな。黒かった奴の顔をさ」 彰は笑いながら空を見上げた ペ「・・・・・貴方なんですよ」 彰「ファッ!」 だが顔を彰の方に向けたペルシアの言葉に彰はそんな声を上げた
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