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彰「えぇ・・・それマジ?」
ペ「本当です。今私の目には自然の青と緑と・・・そして黒く人の形をする何かが見えます」
彰「・・・・・・」
顔を彰に向けそう言った後ペルシアは顔を前に向き直し続けた
ペ「貴方は何者なのですか・・・何が目的で学園にいるんですか・・・答えて下さい。アキラさん」
彰「・・・・・・・何者って言ってもなぁ」
彰はペルシアの質問に頭を掻きながら答えてた
彰「人であり人でなく、敵であり敵でない学園には学生だから通ってるだけのただの人間・・・それが俺さ」
ペ「・・・・・・・回答になっていませんよアキラさん」
彰「なってないから良いんだろ?」
ペ「貴方は何を・・・」
彰「矛盾があるからこそ人は人として生きている。完璧な人なんて存在しない。もしいるならそいつこそ化け物ってもんさ」
ペ「・・・・・・・それで貴方敵なんですか?それとも味方なんですか?アキラさん」
彰「その質問を否定しよう。敵ではない、味方でもない」
ペ「・・・・・・もう訳が分かりません」
彰「ハッハッハッ!堅苦しい話しはこれ終わりだ。依頼書に書かれてた西の森が見えてきたぜ」
ペ「こちらでも確認出来ます。森の入口に私達の匂いを感知したのか狼でしょうか?集まってますね」
彰「その目便利だな」
ペ「便利なんて言葉初めて言われましたよ」
彰「ん?」
ペ「なんでもありません。行きますよアキラさん」
彰「おう!」
そうして彰とペルシアは雑談しながらゆっくりと西の森へと近付いて行った
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