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リ「中等部からギルドへは強制所属されます。ですが私はこの国のみんなを守りたい。王や友達、名も知らない人を私は助けたい。これが私の理由です」
セ「成る程・・・」
リ「こんな無駄な事を聞いて何になるんですか」
セ「キサラギの理由はな、自分と自分の手の届く範囲を守るなんだよ」
リ「それじゃ、全て自分の為だけに彼はギルドに所属したって言うんですか?!」
セ「まぁそうだろうな」
リ「ならこの依頼が終わり次第彼をギルドから外して下さい」
セ「それは出来ない」
リ「何故です!」
セ「私は彼を気に入っているんだ」
リ「そんな理由で・・・」
セ「なら貴女に私の本気を五分以上防げるかしら?」
リ「・・・・・普通に考えて無理です」
セ「だけど彼はそれをやって退けた。キサラギ自身にも興味があるのよ私はね」
リ「貴女の私利私欲を満たす為にギルドはあるのではありません」
セ「その通り、自分勝手にやられるのはこっちだって大変なのよ。だから今回の依頼は出来る限り彼に手を貸す。被害を出させない方にね」
リ「ハァ~・・・・・もう勝手にして下さい」
セ「ならキサラギを追うわよ。彼本気になると大変だからさ」ニコッ
セルビアはリアートに笑みを向けながら敵地に着きそうな彰の後を追い掛けた
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