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「お兄ちゃんは鈍感なのよね、本当はドキドキしたんじゃない?」
「うーん…いきなりミカエルさんの事いわれて、ちょっとびっくりしたかな?美貴の他に天使が見える人なんて、僕の周りには居ないからね」
「まあ、お兄ちゃんの場合一目惚れしても凄い衝撃とかじゃないかもね。本当のんびりしてるから、後で気づいたりするのよね」
一目惚れは無いよな、顔良く見えないし…
「子供たちを連れて大人が3人ぐらいって、保育士さんかしらね。だったらお似合いだわ。お兄ちゃんも園児みたいだけど、アハハ」
勝手な事言ってる。
妹というより、姉みたいなトコ有るんだよな、美貴は。
兄貴なのに、時々面倒見られちゃってる。
まあ、いざという時は、ちゃんと守ってやるからな。
僕の腰には、大天使ミカエルから貰った『真実の剣』が有るらしい。
僕には見えないけれど、美貴がそう言うんだ。
左肩に大天使ミカエル、右肩に女神ラクシュミが居るらしい。
そう言えば、あの日ラクシュミさんは居なかったのかな?
彼女は、ミカエルさんの事しか言ってなかったけれど…
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