第1章 初めてのヒプノセラピー

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「お兄ちゃんは鈍感なのよね、本当はドキドキしたんじゃない?」 「うーん…いきなりミカエルさんの事いわれて、ちょっとびっくりしたかな?美貴の他に天使が見える人なんて、僕の周りには居ないからね」 「まあ、お兄ちゃんの場合一目惚れしても凄い衝撃とかじゃないかもね。本当のんびりしてるから、後で気づいたりするのよね」 一目惚れは無いよな、顔良く見えないし… 「子供たちを連れて大人が3人ぐらいって、保育士さんかしらね。だったらお似合いだわ。お兄ちゃんも園児みたいだけど、アハハ」 勝手な事言ってる。 妹というより、姉みたいなトコ有るんだよな、美貴は。 兄貴なのに、時々面倒見られちゃってる。 まあ、いざという時は、ちゃんと守ってやるからな。 僕の腰には、大天使ミカエルから貰った『真実の剣』が有るらしい。 僕には見えないけれど、美貴がそう言うんだ。 左肩に大天使ミカエル、右肩に女神ラクシュミが居るらしい。 そう言えば、あの日ラクシュミさんは居なかったのかな? 彼女は、ミカエルさんの事しか言ってなかったけれど…
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