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「オラァァァアアアァ!!!」
持ち上げていた頭部の真後ろから雄叫びが聞こえると同時に衝撃が走る。
エルーは前のめりに倒れる事になった。
「いたた・・・なんだいきなり。君、誰・・・?」
前のめりに倒れたエルーの目線の先には、人であった頃のエルーと同じくらいの歳の少年が仁王立ちしていた。
少年は大きく息を吸い大声を出した。
「よくぞ訊いたなドラゴン!この俺は火山龍人族のラムウ!!お前を倒す男の名前、よく覚えとけ!!!」
自らを火山龍人族のラムウと名乗った少年は、親指で自分を指しながら踏ん反り返っている。
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