出会い、そしてエンカウント

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「すまねぇ!!ドラゴンっつう手柄を前にしてロクに相手の強さも見極めず飛び出しちまった!!赦してくれとはいわねぇ!ただ俺を殺すのはもう少し待ってて欲しい!俺には大事な任務があるんだ!!」 土下座をするラムウ 「んー・・・いいよぉ、ゆるしたげる」 能天気に類するエルーは先の言葉に別段弾劾の意味は含めていなかった。 ただ純粋に興味があっただけだったのである。 なので謝罪は特に疑問無く受け入れた。 「本当か!?恩に着る!!」 顔をバッと上げるラムウ。 「そんなカタくなんなくてもいいよー、僕はエルーていうんだーよろしくね」 「おう!ありがとう、よろしくな!エルー!!」 今度はバッと立ち上がるラムウ。 その様子を見ながら賑やかだなぁという感想を彼に対して抱くエルー。
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