出会い、そしてエンカウント

2/24
前へ
/29ページ
次へ
深い森に朝が来た。 朝もやが立ちこめ、名も知らない小鳥がさえずる。 そんなごくごく普通の森の朝。 しかし、そんな平和な風景にはとても似つかないような姿があった。 禍々しくも規律ある並びを見せる鱗、触れただけで万物を真二つにしてしまう鋭さを持つ爪と牙、全ての生物が見上げる様な神々しさすら感じる巨躯。 それは、ドラゴンだった。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加