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俺の思う天使像、というか、物語で語られる天使像とは掛け離れた暴挙に出たコイツを、誰が天使と認めるというのか。
少なくとも俺は否定する。
コイツは天使の姿をした悪魔か何かだ。
「全く・・・天使にどんな幻想抱いてるか知らないけど・・・」
やれやれ、といった顔と仕草で、俺の否定的な言葉を受け流す。
「貴方、本当に覚えていないの?何故此処に居るのか、その原因を」
・・・それを知っているのなら、ここまでされておいて、夢だ夢だと思う訳も無いだろう・・・💧
「ならお前、知ってるんだったら教えろよ。天使なんだろ?」
「知る訳無いじゃない、私が知る必要は無いんだし」
当然と言えば当然の返しだが、なら何で俺の元に来たのか。
旅先案内人役というか、そういう役割担ってるんじゃ無いのかよ?
言いたいことは色々あるが、コレだけはどうしても言いたかった。
「役立たずめ・・・」
直後、またしても悶絶したのは言うまでもない。
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