1章 此処は・・・ドコデスカ?

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「今、君が『死んだ』のは紛れも無い『事実』よ」 ああ、俺はやっぱり眠っていて、非現実的な夢を見ているに違いないな。 そう思うことしか出来なかった。 「でも、『本当に死んだ』訳じゃない。だからこそ君は『生き返った』、解る?」 そんな、意味不明な言葉を投げ掛けるのは、俺を『殺した』張本人。 なのだが・・・ その容姿は余りにも非現実的だった。 身体を包む衣装は純白。 服、というには些か首を捻りたくなるほどに、製品感がなさ過ぎる布地のそれ。 まあ、それはまだマシだとしてもだ。 その『背中にあるもの』は、現実味のカケラも無い。 「・・・もしもーし、聞いてる?」 色は布と同じく純白。 決して『人』にはあるはずも無いその部分は、幻想的な物語では既に定番とも言える種族を彷彿とさせる。 あるときは『天の御遣い』として。 あるときは『天の戦闘員』として。 そして、それらの総称としてこう呼ばれるのだ。
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