1章 此処は・・・ドコデスカ?

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俺の思う天使像、というか、物語で語られる天使像とは掛け離れた暴挙に出たコイツを、誰が天使と認めるというのか。 少なくとも俺は否定する。 コイツは天使の姿をした悪魔か何かだ。 「全く・・・天使にどんな幻想抱いてるか知らないけど・・・」 やれやれ、といった顔と仕草で、俺の否定的な言葉を受け流す。 「貴方、本当に覚えていないの?何故此処に居るのか、その原因を」 ・・・それを知っているのなら、ここまでされておいて、夢だ夢だと思う訳も無いだろう・・・💧 「ならお前、知ってるんだったら教えろよ。天使なんだろ?」 「知る訳無いじゃない、私が知る必要は無いんだし」 当然と言えば当然の返しだが、なら何で俺の元に来たのか。 旅先案内人役というか、そういう役割担ってるんじゃ無いのかよ? 言いたいことは色々あるが、コレだけはどうしても言いたかった。 「役立たずめ・・・」 直後、またしても悶絶したのは言うまでもない。
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