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ある日、地球に異変が起きた。
空は厚い雲で覆われ、太陽がその姿を隠す。
世界の各地で、地震や竜巻が頻繁に観測されるようになった。
人々は恐れおののいた。
しかしそんな事は他所に天変地異は起こり、地球温暖化と言われていた時代が嘘のように大地は凍てつき始める。
人々は、人類の絶滅さえも覚悟していた。
そこに姿を現した救世主。
「初メマシテ、地球人ノ皆サン」
それを目の当たりにした民衆は、
「な、何だあれは!?」
とざわめき始める。
ざわめく民衆の眼前で声を発する奇怪な生物は、一見人間のようで、しかし決定的に異なる特徴があった。
人間なら顔の横に付くはず耳がなく、なんと頭の上に猫耳が生えているのだ。
それは可愛らしく、ひょこひょことよく動いている。
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