18人が本棚に入れています
本棚に追加
イサ「そういえば、ヒメナは俺と別れてから、ずっとここで生活していたんだよな?」
ヒメナ「それが何か?」
イサ「だったら風呂はどうしていたんだ?」
ヒメナ「……」
イサ「何故、目を逸らす?」
ヒメナ「……1週間くらいお風呂に入らなくても、人間は死にまセン」
イサ「…………寄るな!この汚物が!!」
ヒメナ「汚物っ!?……酷いデス。それにヒメナさんはちゃんと水で髪を洗ってましたし、体だって濡れタオルで毎日拭いてましたヨ!」
イサ「ここで、か?」
ヒメナ「イエ、酒場で。仕事が終わった後に汗まみれの服を着替えるついでに、こっそりと」
イサ「……まあ、いい。これからは気をつけろ。今後1週間も風呂に入らないということがあれば、お前の呼称は一生『汚物』になることを忘れるなよ」
ヒメナ「うぅ……了解デス」
(完)
最初のコメントを投稿しよう!