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「痛い、ごめんなさいっ」
「せっかく短距離期待の星なんて言われてるんだから少し頑張ってみなさいよ」
「そんな…だって俺、圭介についてきただけで、速くもないのに、」
「ふぅん?それは皆への宣戦布告ととってもいいわね?言っちゃおうっと」
「違うよ、ごめんなさい、ちゃんとやります…」
春子の目に不穏な光が宿ってので、俺はいそいで準備体操を終わらせてジョギングの列に加わった。
焦って駆け寄ってくる俺を見て圭介は「また春子に怒られたんだろ」って苦笑いした。
色々言いたいことはあったけど、結局何も言えなくて俺も苦笑いを返した。
あぁもう、かっこつけられない俺、意気地なし!
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