8321人が本棚に入れています
本棚に追加
ムノはオーディーンを起動、上空に待機するユグドラシルに通信を送る。
「【グングニル】、出力一割発射。」
【艦長より通達、【グングニル】発射用意。】
【反物質ジェネレーター起動、回転開始。】
【魔力物質砲塔形成開始。】
【エネルギーライン直結。】
【無敵艦隊フォーメーション直槍投陣。】
【発射準備完了、発射タイミングは艦長に一任します。】
「よしよし、照準はあの塔のてっぺんだ……ミラの反応は地下だから問題無いな。」
とりあえず偉い奴は高いところにいる、これはいつの世も同じだ。
バカと煙、そして支配者は高いところが好きなのだ。
「じゃあいってみようか。
【グングニル】発射。」
数秒後、結界を容易くぶち抜いた銀の光線が白亜の塔の頂点から半分を完全に消失させ、街並みの一部を抉り地面に底の見えない大穴を開けた。
最初のコメントを投稿しよう!