魔女の国

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グングニルは反物質を利用した攻撃だった。 それに対しミョルニルは電気を使う。 一見すればミョルニルの方が劣っているように見えるだろう、だがそれは間違いだ。 確かに反物質という究極の破壊に比べれば電気を使ったレールガンは見劣りするかもしれない。 だがミョルニルの場合、弾頭を通電金属を使用すると同時に魔術由来の特殊な金属を使用している。 その金属は空気中のあらゆる物質を集め、吸着させる言わば電磁石なのだ。 ただし吸着する物に制限が無いが。 それによってミョルニルの一撃は弾頭だけの一撃だけではなく、飛来する距離の間に吸着した物質の総量も追加された一撃となる。 つまり対象までの距離が遠ければ遠いほど威力の上がる一撃、それがミョルニルの強みだ。 弾頭の直径は58mm、一秒間に約1tの物質を吸着させる。 標的までの距離が遠ければ遠いほど吸着させる物質の総量が増えるため、今回の場合は軍勢までの距離およそ12000メートル。 12kmの水、酸素、塵、あらゆる物を集めに集めた弾丸はその距離を秒速500mで突っ切る。 最終的な大きさは 12000÷500=24 24×1000=24000 合計24tにまで膨れ上がった弾頭がさらに加速した分の威力も含め、軍勢のど真ん中に一発、先陣切って走る青年に一発モロに着弾した。 次の瞬間、総勢3万の軍勢が周りの土地ごと消し飛びさらに∞の形に巨大なクレーターを作り上げた。 注意! 作者はちょっと用語を知ってるだけのガッチガチの【文系】です! 物理とか全くの管轄外なので計算式やらがおかしくても許してください。
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