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「ムノ、あのサキュバスとウサギもあなたの悪口を言っていたわ。」
「そこに直れ。」
後にダークエルフのダレイアはこう語った。
「三魔学園では授業中に誰かが死ぬなんてよくある事ですし、あぁまた席が三つ空いたのか、くらいにしか思ってなかったんですけど…ではあんな風にいたぶられて死ぬ生徒は始めて見ました……まぁ自業自得ですけどね。」
「ごめんなさい……ごめんなざい……!!」
「ゆる、じで…ぐだ、ざ…い…にぃぃ……」
数十分後、そこには直方体に【整形】されたゼルルカと目隠しをされた状態で全身の肉を毟り取られて血だるまの片耳のもげたウサギ耳の少女が命乞いをしていた。
「謝るだけで済ませてたらダンジョンマスター務まらないの、分かる?」
「ゆるじで……ゆる、して……」
「なんで、もします……だから……いの、ち、だけ…は……」
「じゃあそうだなー、ここにサイコロがある。
サイコロの数が偶数だったら命は助けてやるよ。
スニーフォル、投げてくれ。」
「分かりました。」
ムノが渡したただのサイコロをスニーフォルが弾いて投げる。
生徒達の間からは奇数!奇数!偶数!偶数!と盛り上がりが上がり始めてる。
カラコロとサイコロはその目を変え続け、そしてついに動きが止まる。
出た目は……6
「や、やだっ、やっだぁぁぁ!!」
「いぎるっ!わだじだぢいぎっ!?」
次の瞬間、ウサギ耳の少女の顎が蹴られて消し飛んだ。
続けざまに内蔵が原型をとどめなくなるまでぐちゃぐちゃに混ぜられ、ウサギ耳の少女は呼吸を止めた。
「な、ん……なんでぇぇへぇぇぇ!?!?」
「何で、って……俺はサイコロの『数』が偶数だったら許すのであってサイコロの『目』じゃねーんだよ。
残念だったな、死ね。」
「そ、そんな」
次の瞬間には、ゼルルカはサイコロステーキに変わり果てた。
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