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先程よりもさらに騒がしくなった市場では会話が聞こえないので少し人気の少ない場所に移動した二人。
「凄い騒ぎね、でも角劔って何かしら?」
ザッバァァァァァァンッッ!!
「あれだろ。」
海の方角を見てみると、2、300メートルはあろう巨大なカジキが海から飛び出していた。
と、
「囲まれてるな。」
「へっへっへ……オイ餓鬼ぃ、有り金とそこの女を置いて行ったら全身骨折で済ませてやるぜぇ?」
何時の間にか、二人はガラの悪そうなチンピラ達に囲まれていた。
「不愉快だな。」
「ええ、不愉快ね。」
意見一致により処刑決定。
「きひひっ、俺のナイフの餌食になりっ」
まず、ナイフをくるくる回していた小柄な男をムノがニーズホッグで細切れにする。
そして状況を掴めていないチンピラ達の一人をミラが火だるまにして弾けさせる。
その間にムノがタイラントファングを呼び出して起動、轟音と共にチンピラ三人をミンチに変えた。
そして一分後、原型を留め尚且つ生きているのは最初の一人だけだった。
「おい。」
「ひぃぃい!?」
「有り金を置いて行ったら今なら……」
「お、置きます!!幾らでもお納めください!!」
泣きながら薄い財布を地面に置くチンピラ。
「首刈りで済ませてやろう。」
チンピラの首と胴体が分離した。
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