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「歩けるー!!」
と、その時扉が大きく開いて中から小さな女の子が外へ飛び出してくる。
彼女はそのまま……
「むぎゅっ!」
「あらら。」
ミラの豊満な胸へとダイブした。
「ちょっと待てティナ!!……お前らは!!」
そして続くようにレオが中から現れる。
「よ。」
「あ、あぁ……ティナ!いい加減離れないか!!」
レオが未だにミラの胸に埋まったままの女の子を引き剥がす。
「兄ちゃん……マシュマロの先に新世界が見えたよ……。」
それについてはムノも同感だ、ミラの胸には夢と浪漫と新世界が詰まっていると思う。
「何をアホな事を……彼らがお前の大恩人なんだからな。」
「兄ちゃん、ってことは妹か?」
「あぁ、妹の……」
「この世に生まれて十二年!兄ちゃんのぷりちーな妹やってるティナです!!この度衰弱の底から見事よみがえりましたぁ!!」
ズビシッ!と摩訶不思議なポーズを決めた女の子もといティナ。
「ムノだ。」
「ミラよ。」
若干気圧されながらも自己紹介するムノとミラ。
「喧しくてすまんな。」
「まぁ元気に越した事は無いさ。」
話し合うムノとレオの隣では、
「お、おねーさん!一体どうすればそこまでのマシュマロないすばでーに成長できるのでしょーか!!」
「ふふ、愛しい人の事を想っていれば自然と大きくなるわよ。
後は……好きな人に揉んでもらう、とか?」
「も、揉むっスか……!」
ごくり、と唾を飲み込みながら何やら怪しげな会話をするミラとティナ。
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