1章 『こんなに気持ちのいい日には・・・』

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学校に着き、授業を受けて、家に帰る途中で夕飯のおかずを買う。 何も変わりがないようだけどそれが一番いい。 さて、今は昼休みクラスメイトは弁当を食べていたり購買で買ったパンを食べているのだが… 「お前も、毎日一緒で飽きないのか?」 「…別に、」 そう、この人見知りこと結花はいつも俺の近くで昼ご飯を食べる。 俺と結花はクラスが違う。 だから、イジメでも受けてるのかと思って結花のクラスに行ってみたがそんな事はなかった。 人見知りもここまできたら重症だな。 「…どうかした?」 「いや、別に。」 ちなみに弁当は俺のお手製弁当だ。 静流曰わく評判が良いらしい。 作った物を美味しいと言ってもらうのは嬉しいよな。 「ねぇ、」 「ん?」 「夕飯の買い物…」 あぁ、一緒に行くのね。 今日はみんな予定が入っていて一人で行かなきゃいけないのかとウンザリしていたから丁度よかった。 「あぁ、じゃあ手伝いよろしくな。」 「…クラスで待ってる。」 結花は弁当を片付けると席を立ち上がり教室から出ていった。 「ん…っと、」 天気もいいしな、少し歩くか。
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