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そんなことを思ってたのがバレたのか不良は顔をあげ、こちらを睨んできた
ひぃぃぃぃぃぃ、スイマセンスイマセン!!!と、心の中で謝るが、恐怖心から動かない口
や…、やばいやばい…な、何か気に障ったんだったら早く謝らなくては…
そうは思っても何も行動に移せぬチキンな俺泣きたい やっぱかっこ悪いから泣けない
そんな自問自答を破るように不良様が口を開いた
「…お…」
…お…?“お前気に食わないんだよ”…とかですか…?
言いよどむ不良に 情けないなぁ と笑いかける女の子
だから君は一体何者なの…
そしてその子は恐怖で動けないでいる俺に微笑むと、こちらに話しかけてきた
「ごめんね?翔ちゃん口下手で~。翔ちゃんはあなたのことが「美樹っ…」…もぉ~、そんな睨むならちゃんと言いなさいよねぇ~」
……い…意味が分からないよ…とりあえず…、女の子かわいいなぁ…(((現実逃避
そして、リア充タヒ(((
「お、俺はお前が好きだっ…」
そんな穂高の声が聞こえて…なんだ、2人のイチャイチャっぷりを見せつけたいだけかと穂高のほうを見たら…何故か目があった
…あれ…?ここは普通告白する相手を見て言う場面じゃないのかな…?あなたのかわいい女の子はあちらですよ~?
そんなことを思いながら混乱中、相手がなんか吹っ切れたような顔をしながら近づいてきた
ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…な、何見てんだって感じですかぁぁぁぁぁぁぁ?!!
すみませぇぇぇぇぇん!もう見ませんから!てか誰が好き好んで他人のイチャイチャなんか…「俺と…付き合ってほしい…」
…ん…?なんか手を握られ………え…?
意味不明な行動と言動に頭が追いつかない、むしろ元から働いてなかった気がしないでもない
「…え…、あの…」
俺の表情を伺いながら聞いてくる穂高
…くそ…話しずれぇな…
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