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なんか不良の言ってることは、昨日俺が誠也ってやつを助けたのを見て気にくわねぇ…てか、仲間ならぶっ潰すぞって…明らか見てわかるような平凡が不良なわけないだろ!しかも助けたって、水とハンカチ置いてきただけっていう…正直どうして仲良く見えたのか視力検査を薦めたいところだが、そんなことしたら確実に殺されそうだ
打開策もないし…あれ?俺、終わりじゃね?こんな不良戦ったって勝ち目ねぇよ!死ねってのか神様よ!
…ちょっと待て?これってよくある死んで転生っていうやつじゃね?←小説の読み過ぎ
ってことは、これで死んだら俺一気に英雄?!ちょ、テンション上がって来た!
「ぁあ?何にやにやしてんだクソが」
「え?あ…えっと…」
やばい、今ボコられそうな場面だった…
てか、転生は良いけどボコられんのはいたいよなぁ…嫌だなぁ…
なんて上がったテンションが一気に急降下してくるのを感じていると
「うざってぁなぁ!!!うじうじうじうじ、イラつくんだよ!」
もう別の意味でキレられてしまった
そして飛んでくる拳
俺は あ、人生終わった…転生バンザーイ…とか変なことを考えながら目をつぶる
しかし、思ったような衝撃はなく、恐る恐る目を開ける
すると、目の前でなんか昨日の不良さんが前のヤツの拳を手で受け止めていた
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