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「俺と付き合って。」
幼なじみの蓮に告白された。
「…え、?」
「俺、本気だから。返事聞かせて…?」
蓮の真面目な顔に少しどきっとする。
子供の頃からずっと一緒で、
最初は、手のかかる弟みたいな存在だったのに
同じくらいだった身長が抜かされ、気づけば、蓮はすっごくかっこよくなっていた。
蓮のことは好きだけど、
この"好き"が恋かどうかはわからない。
だから、
「蓮と付き合えない。…ごめんね。」
そう言って、私は走って家に帰った。
一瞬だけ見えた蓮の顔がとても悲しそうで…。
少しだけ胸が痛んだ。
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