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転来者より ■[死を歌う少女 -第四説- 1st外伝]
「蒼龍…すまん…」
沈んでいく蒼龍。ゼイスの拳は蒼龍の腹部からスライドするように離れていく。
「たい…ちょう…」
ゼイスは倒れた蒼龍に自身のマントをかけて抱き上げた。
そしてそのままベッドまで連れてくると同時にベッドの上で降ろした。そして踵を返しゆっくりとその先に向かった。
蒼龍の瞳が徐々に黒い闇に覆われるようにフェードインしていく。まるでゼイスが呑まれて行くように…
彼の姿は消えていった。同時に蒼龍の意識もそこで途絶える。蒼龍の意識はそのまま過去へ移行していく…
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