ナルシストと方向音痴

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「そういえば荷物はどうしたの?」 ロココが聞くと相手は鞄を取り出す。 ・・・やたらでかい鞄だ。 「あるのか。では早速・・・。」 ロココは鞄の中をガサゴソとかき回し何かを探している。 「かってに他人の鞄の中みるのは・・・まずいんじゃないですか?」 しかし相手は別に気にしてなさそうだ。 むしろ自分の記憶が戻るのならば何してもかまわないという顔をしている。 「この人ゴールドストーン持ってる・・・プラチナ鉱石に鉄鉱石に銅鉱石に・・・いって!サボテンまで入ってる、やくそうとか持ってないな・・・ゴソゴソ。」 「手がかりになるものはないですか・・・。せめて職さえわかれば。」 俺が見た感じではこの人は呪文で攻撃、回復する人物には見えない。 戦士・・・にしては装備が軽装すぎる・・・盗賊か? しかし盗賊はこんが装備できない・・・。
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