賢者と魔法使い

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『…これは真実を語らずにいられなくなる自白の術だ‥‥やはり!やはり私はオルカスなのだ! ハハハッ!ウソをついたな!?』 腕を振り上げて歓喜するオルカスこと道案内人のおデコに、紋章のような刻印がフッと浮かび上がる。 『!‥うぎゃああ!』 すると道案内人はその刻印に手をあて苦しみ出した。 「何なの!?もう!どうなってんの?!」 と、泣き出しそうなマルはぺロンに抱き付こうとした、しかしぺロンはその腕を払い退け、絶望の感情を吐いた 「お前のせいだ…!よくもだましたな、チクショウ!お前のせいだ!ッウッウッウッ‥」 「私はいったい…」 と道案内人のまともな声が聞こえて、目を見開いたマルとぺロンは道案内人の顔へ振り向いた、道案内人の顔は…右半分だけが元に戻っている。 オルカス『何だこれは?どうなってる…まさか転生の術は完璧じゃなかったのか?』 「く、口が勝手に動く、なんだ?どうなってる?!」 道案内人は一人二役の口調だ。 マルとぺロンはもう訳が分からずポカンと眺めた。 "ドシン!“ その3人を囲むように、上から落ちて来た3体の石像…
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