賢者と魔法使い

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『懐かしい…人造兵か、ガラめ!』 「何なに何??」 石像を見て道案内人の右顔は驚き、左顔のオルカスは口端をつり上げてほくそ笑む、マルとぺロンは もはや眉一つ動けず固まった。 剣を構えた3体の石像の首がガチガチと動き、道案内人を捉え飛びかかった。 『光魔法、闇を貫け』 道案内人の体が輝くと光線を発し3体の石像を貫いて一瞬で粉々にした。 それを見たマルとぺロンは足を震わせ、部屋の出口を探して壁を這いずる、すると光線の威力は壁にも穴を開けてくれた。 採光が差し壁の向こう側に青空が広がる、2人は飛び出そうとしたがそこは森の裏手…高い崖にあった。 『…グ…グワァ!』 光が収まり道案内人の右顔が おののいた声を上げると、おデコと似たような刻印が右手の甲に浮かび上った。 『クッ!…こ、この刻印は?!まさか‥!』 左顔のオルカスは右手の刻印を見て顔をしかめ、マルとぺロンを睨んで言った 『お前らには聞きたい事がある…まずお前、ぺロン・ガラと言ったな、賢者ガラはどうした?』 「わわ私は関係ありません 遠い遠い関係です!」 ぺロンは両手を振って早口にしゃべると、左顔のオルカスは手の平をぺロンに向けて脅した 『ガラの子孫だな?ガラはどうしたか言え!』
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