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そんなこんなで、
僕が書類の整理を終えて戻ると
女性陣が、悠也の様子を見て来ると言う旨を
僕に伝え、行ってしまった。
その間、暇になった為
ソファーに座っていた
「自宅警備員兼、家事手伝い」という
何とも残念な称号を会得した
穏やかな性格の青年、通称「クロさん」と
少しの間、談笑する事にした。
「もしかして校長、寝てたりして…」と
苦笑するクロさんは
十代後半くらいの外見で
多分、外国の血が混じっていると思う。
なんか眼が綺麗な金色だし。
あと、「どこにでも居そうな顔」
「眼鏡が本体。」
「エアギター並の存在感」
…などと言われている僕とは違い、
男性にしては、やや華奢な体型で
艶やかな黒髪。
顔も、中性的で整っており
いつもニコニコと、優し気に
微笑んでいる美青年である。
…なんて言うか、うん。
世の中って、不条理だよね。
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