愉快な仲間達

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しかし、ここに来て彼は その能力を発揮したことが無い。 なぜならここに居る者は皆 日本語を話すことが出来てしまうからだ。 政府から「行かなくて良い」とまで言われた 非常に不憫な能力の持ち主、それが悠也。 なぜ来たかというと、 弟さんに付き添う為だそうな。 そんな弟思いな一面もあったりする為 どこか憎めな…刹那、 僕の顔に何かが張り付く。 「ほらメガネ。バッタ捕まえたからやるよ。食え。」 これでもかと言うくらいニヤニヤする悠也。 「ちょ…校長、それバッタじゃないよ…」 僕の顔に張り付くバッタ …じゃない…これは…G…!? そして、悠也のニヤニヤが 大笑いに変わったまさにその時、 僕の中で何かが切れた。 「よろしいならば戦争だ。」 ドン引きするクロさんを余所に 第一次職員室対戦は始まった。
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