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「でも…私が話すとき少し屈んでくれるの、好きだから」
せめてもの償いに普段口に出さないことを言ってみると
「んはっ
俺も俺も
アナタが話すとき耳を近づけるの好き」
耳を近づけまるで内緒話をするかのように言ってくれた
なんだ、お互いその仕草が好きだったんだと思うとたちまち7センチヒールが憎くなったりして
「じゃあー今度こそもう終わりっ」
御相子だね、って
今日はもう部屋に帰ってホームシアターでもするか
ケーキでも買ってのんびりするか
と、二者択一を与えられ
どっちもと笑うと、仕方ないねぇとご機嫌な彼
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