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黄巾党の本体が壊滅したことにより各地に散らばっていた黄巾党の分隊?も自然消滅していった。今ではどこもそれなりに平和なものだ。
「黄巾党が終わったか…」
黄巾党の壊滅。俺の数少ない三国志の知識によるとこの黄巾党騒動を発端に勢力争いが始まるはずだ。
中でも俺が今一番に考えなきゃならないのは…
『反董卓連合』
数々の暴政を首都洛陽で働いたことで董卓は各地の諸侯に連合を組まれて倒された。はずだ…
ここの三国志が史実通りに進むかは分からないが少なくとも黄巾党はあったことを考えると楽観視はできない状況だ。
そこで問題になるのは…
「悪政ねぇ…」
この三国志の董卓、つまり月は悪政なんてしないと誓ってもいい。それどころか虫も殺せないような優しさをもっている。
「その月が戦うなんて宣言するんだから凄いよな」
「私はすごくなんてないですよ」
「え?」
俺の呟きは聞かれていたらしく顔をあげると月が居た。
「隣いいですか?」
「ああ」
そう言うと月は俺の隣に腰を下ろした。ちなみに俺は横になっている。
「京谷さん、少しお話しませんか?」
「別にいいけど」
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