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扉をくぐるとそこは闇が支配していた。
おそらく歩いていけば抜けれるだろうと思い、しばらく歩いていると突然光に包まれ、思わず目を閉じた。
光が止み、目を開けると部屋の中に立っていた。
衣装棚にベッド、机と椅子だけというなんとも寂しい部屋だ。
机の上に手紙のようなものが置かれていた。
読んでみると、そこには自分のこの世界での立場についての説明だった。
いろいろ書いてあるが、まとめると自分の両親は幼い頃に亡くなり最近まで親戚の家に住んでいたが、16才になったので魔法学校に通うために妹と二人で王都に赴き、二人暮らしすることになった設定だ。
妹の名前はエレナだ。
学校の入学式は来週らしい。
俺は手紙を読み終えて、やることもないので部屋を出ることにした。
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