6人が本棚に入れています
本棚に追加
「まだ何か訂正はあるのか?」
「君に力は与えない。いや、与える必要がないって言った方が正しいかな。」
この発言は予想外で一瞬言葉に詰まったがすぐ反論した。
「向こうの世界は魔法がなくても生きていけるということか?」
「まあ、生きていけないこともないけどそういうわけじゃない。君にはもともと並外れた力が備わっているんだ。」
そう言うと神はこちらに手を向けた。
「これから君の封印を解いて魔法を使えるようにするから。」
神は男に有無も言わせず、差し出した手を胸に当て自分の魔力を男の体に流し込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!