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「そ、そうなんですけど...優子ちゃん、萌乃ちゃん見てませんか?」
こじぱを探すのに夢中でメンバーを
見ている暇がなかったので見ていない。
こじぱもどっか行っちゃって早く見つけて帰らないと私の眠気が限界に達して楽屋で一晩すごしてしまう。
「指原、じゃあ萌乃ちゃん探そっか!」
というと驚いた表情をみせ、
「 いいですよ!優子ちゃんお疲れだし迷惑だし...」
こういう時だけなぜ断るんだ指原!
「いつまで萌乃ちゃん待つつもりだよ!日がくれちまうぞ?」
とは言ったもののただいま20時、とっくに日は暮れてます。
「え、本当にいいんですか?なら、こじはるさん探しも手伝いますよ。」
にこにこしながらズバズバと考えてたことを当てる指原。なぜ、こういう時だけ頭がさえるんだ?
指原も言ってることだし
重い腰を浮かせソファーから立ち上がった。
と、同時に指原も立つ。
「どこいったんでしょうね、こじはるさんも萌乃ちゃんも。」
それは正論だ。さっき撮影終わったときの
廊下から楽屋へ戻ったときは確か一緒にいたのに。
楽屋にはいないと判断した私たちは
楽屋のドアを開け、秋とはいえ冬の寒さを感じる廊下へ足を踏み出した。
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