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「ここにもいないね。」
と、ひとけのない場所ばかりを探して
うろちょろしていた私達。
やっぱりおかしいなぁ。
「ねぇ、指原。さっきの空き部屋の開いてたドアの隙間からこじぱらしい人いたんだけど...」
「えぇ?そ、そんなぁ!み、見間違いですよ優子ちゃん、こ、ここにいるはずは...」
ん?
「指原?ここにいるはずはって...どういう意味?」
「ぎ、ぎくっ!い、いや特に何も意味はないですよ~?」
なーにがぎくっ!だよわざとらしい!
なにがしたいんだ~こいつは!
「指原~?あのさ、私、ちょっと、楽屋に忘れ物したみたいでさ。ちょっととりにいってくるよ。」
「ゆ、優子ちゃんじゃあそれ指原が行きますよ...ほ、ほら優子ちゃん疲れてるし...ね?」
「でも、指原、こじぱの鞄の中にある私のあれ...知らないでしょ?」
「け、携帯ですよね?分かってますよ!」
ダッッ
私は駆け出したっ。
「ゆ、優子ちゃん!」
後ろから焦った指原が後を追って走っている。
やっぱりなんか..,ある。
「ゆ、優子ちゃーん。ハァハァ...足はえぇ...」
AKB1足の速い大島優子をなめるなっ!
と、当たり前に指原より先に楽屋の前に到着した私。
しかし、なぜか開けてはならないオーラを感じた。
なんだかここを、開けたらすべてが崩壊
しそうな...そんな感じのオーラだ。
しかしドアノブに無意識に手を出していた私。後はひねるだけ。
「ゆ、優子ちゃん!だめ~~~!」
指原なりのダッシュのまま私にたい当たりをし、私は投げ飛ばされた。
そして指原は、楽屋のドアの前で大の字になり
通しませんよ~。と、トオセンボをしてきた。
い、いったい何があるんだよ?
まだ倒れたまま座っていたわたし。
たってすかさず指原に飛びつこうとした時
....ガチャ
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