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「ゆ、ゆうちゃん?!」
指原の後ろからドアを開けた
こじぱの顔がヒョコンと出てきた。
「こじぱぁ...どこいってたのぉ...」
泣きそうになった私の所に小嶋さんが駆け寄ってきた。
「ごめんね、ゆうちゃん。中、入ろ?」
「う、うん。」
と、先に中に入った私の後ろから
「まったく、演技へたくそすぎ!」
「す、すみませーん」
というこじぱの怒ってる声と指原の弱々しい声が聞こえた。
「「Happy birthday !!優子~!」 」
一斉に皆が声をだし、私のことを祝福してくれた。
「え?」
一瞬訳がわからず止まっていたら後ろから私の前に歩いてきたこじぱが、
「ゆうちゃん、サプライズだよ。チュッ」
といってキスをしてくれた。
その行動で意識がもどった私は周りを見渡した。
皆だ。皆いる。
あっちゃんも、まりちゃんも、高みなも、みぃちゃんも、もともも、さえゆきも、も萌乃ちゃんも、みんなみんな。
「な、何で?」
と声を震わせて呟くと
「最近優子お疲れで、自分の誕生日も忘れてるんだと思ってさ!そしたら案の上!だからビックリさせようと思って。」
と、高みなが言った。
「それで優子を楽屋から出すために作戦で指原を出したんだけど選択ミスだったなぁ、すぐにばれたよ。」
さえがゆきりんと腕を組ながら笑って言った。
「そ、そんな。指原の演技は完璧でしたよぉ。」
「どこが完璧よ!げんにばれてんじゃん。」
と、ともちんが一発苦笑いしながら言った。
「まぁまぁ、間に合ったんだしいいだろ!ユッピーもそろったことだしかんぱいとしますか。」
とまりちゃんがしきった。
「 「わーいっ」 」
みんな、本当にありがとうっ。
最高の誕生日でした。
皆が盛り上がっている間、
こじぱが私の目の前で小さく
「おめでとぅ、ゆうちゃん。これからも、1つ歳が増えたゆうちゃんではるな守ってね。あと、誕生日も忘れるくらい頑張りすぎないようにっ!」
と、顔を赤くして言ってきたのは秘密。
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