†第2章†学園生活と漆黒の日常

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神崎が走り去り、神城以外部屋には誰もいなくなった。 「どうして皆嘘をつくんだろう。婚約しているなんて、ありえないのに。早く何とかしないと、あんな男と一緒にいるのは危険だ。だから、僕は救い出さなきゃね」 当然だよね、僕は勇者として呼ばれたんだから、困っている人がいれば救い出さないといけないよね。 でも、決闘に負けたから前よりも近づきにくくなったな~どうしよう? 確か、次近づくと、殺されても文句は言えないからとか言われたな~。本当に危ないよね、あの男。 それに今は、勇者の権限も無くなってしまったし。 ※勇者の権限が無くなって、リザは非常に喜んでいました。 それにしても、フィルシアさんとシャルアさんの雰囲気は、天白さんと水奈月さんに似ていたな。気のせいかな? 2人を助け出したら、今度告白しようかな。でも、恥ずかしいな。 だけど、僕が躊躇しているうちに誰かが告白しそうだよね。人気高そうだもん。 ※人気が高そうでは無く、高いです。しかし、誰も告白をしようとは考えません。既に、ディアスと婚約しているからです。告白しようと考えるのは、馬鹿がすることです。 そう言えば、天白さんと水奈月さん、修は何処にいるんだろう? 会いたいな~。探しに行こうかな? ※当の本人たちは、会いたがっていません。 けれど、修達を探す前に早く助け出そう。僕は心に誓いを立てた。
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