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今更過ぎて、どうでもいい。まぁ、相手がちょっと気持ち悪い奴だったら、勘弁して欲しいけど。
と言うか、こんなんで反応するな。ガキかよ。
フィアは、俺達を見ている視線には目もくれず、もぐもぐ食べていた。
あっ、フィアが千切り終えてから、俺は再び食べ始める。アイスが溶けてきている。早く食べないと。
俺が再び食べようとすると、フィアに阻まれた。
「どうした?」
「ん~、僕がカイリの食べたのに、カイリが僕の食べていないのは不公平かなっと思ってね。だから僕のも少し食べていいよ~」
「ああ」
別段、自分のがあるからいらないのだが、貰えるのならば貰おう。
勿論、俺はフィアのクレープに、そのままかぶりつくわけではなく、口をつけていない所を千切ってだけど。
何だ?期待したのか?俺がフィアと間接キスをすることでも。
いくら、気にしないからといっても、普通は何処も口がついていない所を食べるだろ。
もし、間接キスだと思いながら食べようとすれば、そいつは変態だ。
間接キスをして許されるのは、無意識な時とか、恋人とかだろ。
わざわざ、むやみにする必要性が無い。
「フィア、ありがとう」
「いいよ~、気にしなくて」
感想は、美味しかった。また今度、食べに来よう。
1人で・・・は駄目だな。
だって、ここのクレープ屋は以上に女性のお客が多い。その中で、男1人単体で向かうのはキツイ。
だから、ディアスとか連れて来よう。
そう決意し、アイスが溶けかかっている、自分のクレープを一気に食べ終えた。
クレープを食べ終えた後は、そのまま遊ぶわけでもなく仕事に戻り、配達先に向かう。
元々休憩していただけなのだから。
正直、今すぐ帰りたいが、その気持ちを押し殺した。
これで、仕事が片付かず無かったら、ディアスに顔を合わすことが出来ない。
文句も言われそうだ・・・多分。本当に仕事が出来なかったら、今日は帰らないだろうな。
ディアスのお小言は、絶対に聞きたくないから。滅茶苦茶煩そうだ。
そういうことで、何も言われたくない俺は、着々と仕事を片付けていった。勿論、フィアと。
今の所は順調に仕事が終わっている。
しかし、時間が進んで変わらない出来事が1つある。周りの視線がうざい。
何故かは知らないけど、ずっと見られている。
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