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【永遠の誓い】は、払う代償によって効力をます契約だからな。それに沢山代償を払うことで相手との契約がより深まる。
払う代償もよく考えなければいけないから悩む。フィアとシャルに聞いてみるかな。
「フィア、シャル。【永遠の誓い】に捧げる代償は決めているのか?」
「決めているよ~」
「決めています」
俺だけのようだな決まっていないのは。
「何を代償にするんだ?」
「秘密だよ~」
「秘密です」
・・・結局聞いても教えてくれないのね。・・・・・・さて、どうしようかね~。
【漆黒の誓い】ならやったことがあるけど、あんまり参考にならない。代償は大して必要がなかったし。
それに対して、【永遠の誓い】は初めてやるから、どんな代償にすればいいのかわからん。
困った、本当に困った。相手の払う代償と同等にするのがベストなんだが、その払う代償がわからないと来たんだからな。
だからといって、いい加減に考えて代償を払いたくはない。
安易に考える代物ではないし、フィアとシャルのことを思ってのこと。
また、おふざけな契約ではないから、尚更真剣に考えなきゃいけない・・・・どうしようかな~。
「どうかしたの~、ディア」
「代償が決まらない」
「何でも良いよ~」
「そうですよ、ディア」
フィアとシャルは何でも良いと言う。だけど、こればかりはキチンと決めたいからな。
「ディア、そんなに悩むなら私達が先に言いますか?私達が払う代償を聞いて考えて貰っても構いませんよ」
確かに、フィアとシャルの代償を聞いてからでもいいな。むしろ、その方がいいかもしれない。
「わかった。フィアとシャルには悪いが、2人の払う代償を聞いてから考えるよ」
「わかったよ~。じゃあ早速始めよっか」
「そうですね。始めましょう」
俺だけが思いつかなかったのは申し訳ないが【永遠の誓い】を始めることにした。
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