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女子はほとんどが面食いらしいです。
イケメンと関わったら嫉妬と言う台風が渦巻き、私に襲いかかってくるかもしれません。
その台風は一号、二号とどんどん増やし、私を死に追いやるのです。
「私はどうしたらいいでしょう。偶然美少年に会い、偶然に他愛もない会話をして偶然知り合いなど、友達などになったら私はどうすればいいでしょう。女子の醜い嫉妬と言う名の台風に飲み込まれ、私は圧迫感により死亡してしまう恐れが高くなってしまいます。どうすればいいでしょう」
「そこまで考えなくても良いんじゃないか?イケメンに会う恐れなんて滅多にないしよ、知り合いになるっていることも…」
「イケメンならそこに居るじゃないですか、そして女子が背後に沢山居るじゃないですか」
EDOと言う青年の後ろには応援に来たのだろうか、ファンクラブというのに相応しい「EDOくん!」という文字が書き込まれた布をぶら下げていて、鉢巻もしているではないか。
「まっ、あんま気にすんな」
はっ、そうであった。
私はスポーツ万能。
ならば危険とご対面してしまった時はご自慢の足や拳をぶつけてしまえばいいではないか。
「ちなみにここは人を殴ったりしたら退学ですか?」
「いいや、だが成績は下がるって言ってたな」
ならば大丈夫だ。
ご自慢の拳を壁にお見舞いし……
「ちなみに壁とか壊すと退学ですか?」
「いいや、ここ金持ちだから責任とか取らなくていいらしい。だから壊しても問題ない」
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