156人が本棚に入れています
本棚に追加
/208ページ
「御免なさい、RIRAちゃん面倒くさい人だからいつもこうなっちゃうんです。許してあげて下さい。ええと…春夏秋冬…さんでしたよね?」
随分とそのRIRAという女を侮辱しているこの女の子は毒舌だな。
「はい、これからお世話になります。春夏秋冬癒麗と申します。よしなに」
一度小さく頭を下げる。
すると目の前の女は困ったように慌てて いた。
「わわわ、そんなに硬くならなくてもいいですよ!歳も近いことだし!普通にしていいですよ!」
「そうよっ!これからの一生の付き合いじゃん!今からそんなんでどうするの?!」
なんで一生付き合わなければならない。
「一生なんて此処には居ないつもりです が・・」
「そういう意味じゃないよっ!友達としてって事、友達は大切なものよっ!ってここに一生いなきゃいけないのよ?」
はあ、と私は少々呆れ気味に返事をする。
こういうキャラは好きではない。
なんというか、疲れるというか…面倒くさいというか…というかここから出られないのか!?
今更気付いた私。
最初のコメントを投稿しよう!