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スライムは怯えた目で見上げ、体を震わせている
まぁ人間の姿だし…当然か
紫「君を殺したりしないよ さ、森に戻りな?」
苦笑しながらそっと押してやる
感触がゼリーみたいだった
しばらくは森と俺を見比べ、一気にスライムが走り出す
走り出すと言っても跳ねているだけだが
しかし木の前で止まり、こちらを向いてお辞儀をするように体を丸める
か、可愛いWWWWWW
紫「早く行きな」
スライムがもう一度お辞儀をし、今度こそ森に消えて行った
?「テメェェェェェエ!!」
雄叫びの如く森からフェンリルの亜種が飛び出して来たのはその直後だった
フェンリル亜種「その体、八つ裂きにしてやる!!」
飛びかかってくる相手に俺は身構える
不意に頭上に影が出来た
グリフォン「おやおや、フェンリルだけではありませんよ」
見上げると、後ろ足を突き出して降下してくるグリフォン
俺はその場を宙返りしてかわし、地面に足が着くと同時に横へ跳んでフェンリルもかわす
何度か宙返りして距離を取った
地面を見ると、二匹の足元がえぐれている
うわぁ、危なかった~
流石にヤバかったな;
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