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フェンリル亜種「おぃ、グリフォン!邪魔すんな!」
グリフォン「邪魔?それはあなたでしょう?あなたが叫ばなければ仕留められたというものを」
フェンリル亜種「あんだと!?」
グリフォン「何ですか?」
二匹の会話?を聞きながら俺は思考を働かせていた
どうするか…
流石に二匹はキツイよなぁ
こっちは初の戦闘だ
出来れば一匹ずつと行きたいが…うーん…
グリフォン「考え事ですか?」
顔を上げると、二匹が向かって来ていた
グリフォン「いけませんね…我が呼び声に応えたまえ ウィング・トルネード!」
大きく羽ばたき、詠唱したグリフォンの両羽から竜巻が繰り出される
竜巻は向かって来るにつれて分裂して増えていく
風に乗った葉っぱが形が見えない程細切れにされた
…粉砕機かよ(°Д°)
あ~でも…楽しそうだな♪
紫「竜巻とダンスとシャレこむか」
足に魔力を集中、ステップを踏む
不規則な動きをする竜巻に俺は縦横無尽にかわし続ける
指先から足先までゆったりとしかし確実に集中して竜巻をかわしていると、フェンリルの亜種が後ろに回って空を見上げ、体に電流を走らせていた
フェンリル亜種「丸焦げだ!天よ 我が前の者を射て!サンダーレイン!!」
紫「今度は雷か」
ステップを切ると同時に地面に触れる
土が盛り上がり頭上にアーチを作る
紫「知ってた?土は電流を受け流すんだよ」
雷の雨は次々とアーチを襲うが、俺には届かなかった
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