猫の恋人はワンコ

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  「瑞季(ミズキ)」 「ん? な、に…柚(ユズ)」 「眠たいから、膝貸して」 「ん。いい、よ。」 昼休み。 何時もの場所で何時もと同じように、 瑞季に膝枕してもらって昼寝を開始する。 人が来ない中庭(と言っても、俺らが使うようになってから余計寄り付かなくなった)で、 こうやって瑞季と一緒にゴロゴロするのが俺らの日課だ。 「あッ!お前ら、こんな所に居たのか!! 探したんだぞッ!!」 「瑞季、この後食堂で甘いモノでも食うか?」 「ん。…でも、食べ過ぎたら、めっ。」 「えー…。」 「えー…じゃない。」 「…はいはい。分かりましたよ…。」 「ん、いい子。」 「おいッ!! 俺を無視したらいけないんだぞッ!!」
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