その2

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「どこです?」 「そうですね―――」  ふーむ、と少々考えながら、廉は抱えている少女を器用に車の中に乗せて行き、自分もそこで一緒に車に乗り込んでいた。 「六本木に」 「六本木ですか?わかりました」  それじゃあ、とタクシーの運転手は軽快に車を動かし出していた。
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